シンハラ人は、結婚相手を決める際に、生まれた日時に基づいて作られる天宮図(හඳහන、ホロスコープ)の星に基づき、二人の相性(පොරොන්දම්)を20の項目について調べる。二人の天宮図の相性度が高ければ、結婚生活が平穏に行く可能性が高いということになる。
次の言葉は、 天宮図の相性の意味をシンハラ人がどう考えているのかを示している。
"හොරොස්කෝප්
ගැලපෙනවා කියන්නෙ දෙන්නාගෙ අදහස් ගැලපෙනවා කියන එක නෙ." 『マリー』8話
「天宮図が合っているということは、二人の考えが合っているということですよね」
付き合うことで二人の考え方が合っているかどうかを当人同士が判断するのではなく、二人の天宮図を比べることで二人の相性を星占いの専門家が判断するのである。
結婚は人生において重大な判断事項である。人の理解の及ばない何かの力が存在し、それが人の人生に影響を及ぼすとしたら、その判断のために天宮図の相性を見るというのも理解できよう。
ただ、私の知り合いの場合、天宮図の相性はお見合い相手の絞り込みに使っていた。相性を見るための項目が半分以上合っていれば、お見合いをする。お見合いしてみて、本人や相手家族の様々なことを見てから、最終的に決めるという方法であった。
一方、ドラマ『マリー』のニルマールとマリーの場合は、お互い好きになってから、天宮図の相性を調べていた。天宮図の相性調べが先であっても、後であっても、いずれにしろ、相性調べは欠かせないということである。
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